「子どもは何歳から歯医者に連れていった方がいいですか?」
2021年2月9日
こんにちは!
やました歯科医院です。
暦では立春を過ぎ段々と春の訪れを感じられる季節ですが、まだまだ朝晩の冷え込みが厳しい時期ですね。
特に季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもありますので、健康管理に気を付けましょう!
さて、歯医者として妊娠中の方や小さなお子様がいらっしゃる保護者の方に
よく質問される事があります。
「子どもは何歳から歯医者に連れていった方がいいですか?」
大事なお子さまに、虫歯が無く健康的な生活を送って欲しいという親御さんの温かい心が見えて
歯医者としてとても嬉しい質問です。(遠慮なく何でも聞いてくださいね!)
答えは、「0歳から遠慮なくお連れください」です。
そうお答えすると「歯が生えてないのにですか!?」と妊娠中の方に驚かれるのですが、様々な理由とお子さまにとって大きなメリットがあるのです。
もちろん、まだ歯医者に定期的に通っていないお子さまもいらっしゃると思いますので、2歳、3歳と成長してからでも大丈夫ですが、早ければ早いほどお子さまにとってのメリットも大きくなります。
子どもが成長して虫歯が多いと、早いうちに歯を抜くケースの場合歯並びや顎の骨の成長に影響したり、虫歯の痛みでよく食べ物を咬めず集中力が落ちる、歯の痛みで歯を食いしばれずスポーツや運動に影響が出る、といった悪影響があります。
個人差がありますが、子どもの歯は生後6ヵ月頃から生え始めます。そして、この時期が最も虫歯菌に感染しやすい時期であり、定期的に歯医者でチェックすることでお子さまの口腔環境を良好に保つことが可能です。
元々、子どものお口の中には虫歯を引き起こす虫歯菌はいません。
一般的に、子どもが虫歯菌に感染するのは身近な大人から感染することが主な原因です。
(例えば、親が食べた物を子どもに与える、同じ食器や箸を使って子どもに食べ物を与える等)
これは親から子どもへの大事な愛情表現、育児でもあるので悪いことではありませんが、子どものお口の中に虫歯菌が移ってしまいそのまま適切なケアをせずにいると、お子さまは虫歯になってしまいます。
虫歯菌がいたとしても小さなころから歯医者に通う事で、先手先手で虫歯を予防することが可能です。
他にも、保護者の方へ「子どもの歯磨きや仕上げ磨きの方法」をお伝えしたり、当院の管理栄養士が「虫歯になりにくい食べ物、食生活」をご紹介することができます。
お口の中のことだけでなく食事や栄養面からの健康的な生活サポートをしておりますので、お子さまの健やかな発育に向けて一緒に協力していきましょう!
最後に、もう一つよく質問されます。
「小さな子どもを連れて行って、泣いたりしたら迷惑になりませんか・・・?」
全然大丈夫です! 全く問題ありません。
お子さまが怖がらないように優しく丁寧にしておりますし、もし怖がるようなら
まずは「歯医者は楽しい、怖くない」という歯医者に慣れる所から始めていきますので、
安心してお越しください!