認知症の原因が明らかに 発症予防には歯周病対策を
2022年10月1日
こんにちは!
やました歯科医院です。
さて、先日、とても気になるニュースがありました。
「認知症」の発症に歯周病が関わっている可能性が高い、というニュースです。
認知症は、脳の神経細胞に異常が発生し、自分の行動や人や物の名前が思い出せなくなる記憶障害、判断能力の低下等、日常生活を阻害する病気です。これまで様々なメディアで認知症を取り上げていましたので、皆さんもご存じの方が多いかと思います。
世界中で認知症の治療に関する研究が進んでいますが、残念ながらこのまだ治療方法が見つかっていません。
この認知症について、先日、九州大学の研究で認知症患者の脳内から「歯周病の原因菌」が検出され、治療法の発見や確率につながるのではないかと注目されています。
これまでも、口腔内の細菌が増殖することで全身疾患等、体全体にも悪影響があることが分かっていましたが、社会問題にもなっている認知症も「口腔内の環境」が関係している可能性が出てきています。
今回の研究を行った九州大学研究チームからも「正しい歯磨き、定期的な歯医者での検診とクリーニング」を勧めています。
「お口の中を清潔に保つ」ということは、単に虫歯予防や口臭予防だけでなく、体全体を健康に保つという事に繋がります。毎日の歯磨き、定期的は歯医者での歯科検診を受けることで、将来の健康維持にも繋がっているのですね。
こういった口腔ケアの習慣ですが、大人から始めても遅くはありません。まずは歯医者での歯科検診を受けて、
毎日のセルフケアの方法、自分に合ったケア用品を使うこと、歯科医師、歯科衛生士がしっかりと皆さんの口腔ケアをサポートします。
特にお子さんの場合はできるだけ早めに口腔ケアの習慣を身に付けることが重要です。虫歯予防、歯周病予防だけでなく、定期的に歯科検診を受けることで歯並びのチェックも早めにできます。
新型コロナウィルスの影響で、「歯医者に行くのが心配・・・」という方もおられるかと思いますが、実際には歯医者の治療で新型コロナウィルスに感染した実例はありませんし、歯科は新型コロナウィルスの出現前から感染予防に力を入れてきました。
当院でも新型コロナウィルスの感染予防に力を入れていますので、安心してご来院くださいね!